こんにちは。erikaです。
神奈川県平塚市で栽培されている種なしピーマンが
いま話題になっています。
今回は、種なしピーマンについてまとめました。
種なしピーマンの種がない理由
種なしピーマンの品種は
タネなっぴーと呼ばれます。
タネなっぴーは
神奈川県横浜市にある横浜植木株式会社が開発し、
特許を取得したピーマンの品種です。
種なしピーマンの果実の中に種が入らないのは
花に秘密があります。
普通ピーマンでは花が咲いたときに花粉が出て、
それが雌しべにつくことで種ができますが、
種なしピーマンの花の雄しべからは花粉がでないので
受粉・受精することがなく、種子ができません。
したがって、種が入らないのです。
種なしピーマンの花はこちら
種なしピーマンから花粉はでませんが、
近くにパプリカやとうがらしなどピーマンの仲間があると、
その花粉を虫が運んで受粉してしまうことがあり、
その場合、少量種子が入ることがあります。
ですので、栽培する場合には近くにピーマンの仲間を置かないようにしましょう。
種なしピーマンの値段は?
種なしピーマンの値段は
普通のピーマンの2割ほど割高となっています。
しかし、種を取るという手間がなくなるので
調理しやすいピーマンとなっています。
なぜ種なしピーマンを開発した?
なぜ種なしピーマンは開発されたのでしょうか?
日本はまだ食べられる食品であっても
日々大量に捨てられる飽食の国です。
食料が足りなくなる恐れはありませんが
生産者はつねに値段が下がるリスクに直面しています。
そんな厳しい状況を打開しようと、
生産現場は特徴のある新しい品種を求め続けた結果、
種なしピーマンは開発されました。
種なしピーマンの栽培方法は?
種なしピーマンは
一般的なピーマンと同じくらい収穫でき、
鉢植えで20個くらい栽培されます。
生育適温は、昼間25~30度、夜間15~20度です。
植え付けは4月半ばから5月ごろが良いです。
最低気温が15度を下回ったり、最高気温が30度を超えたりすると、
生育がにぶり、実が大きくなりにくくなります。
日の当たる場所で、植え土に腐葉土や化成肥料を混ぜ
支柱を立てて株間50cm以上あけて植え付けます。
元肥は控えめにしておきましょう。
多肥にしすぎたり、周囲に雑草が茂ると
7月頃からカメムシの被害が出ることがあります。
6月下旬頃に葉裏に卵を産むので、
定期的にチェックして防除するとよいです。
最初の花が咲いた後、実が大きくなり始めたら、
2,3週間に1回肥料を与えます。
第一果は小さいうちに摘み取ると、その後の実つきがよくなります。
一般的なピーマンと同じくらいの大きさになったら
収穫します。収穫時期は6~9月ごろです。
ただし、着果後1ヶ月をすぎても
小さいままの実は、収穫しましょう。
種なしピーマンの苗通販
種なしピーマンの苗は
全国の園芸店・種苗店・ホームセンター400店以上で
販売されていますが、通販でも購入することができます。
・園芸ネット本店
・日光種苗オンラインショップ
ほかにも、アマゾンや楽天でも購入できますよ。
種なしピーマン直売所
種なしピーマンの苗ではなく、収穫されたもの買いたいという場合
JA湘南のあさつゆ広場で購入することができます。
〒259-1215 平塚市寺田縄424-1
営業時間は9時~17時までです。
駐車場収容数は約100台です。
種なしピーマンおすすめ調理法
種なしピーマンのおすすめの調理法ですが、
種を取る手間が省けるので
ピーマンを使うメニューであれば何でもイケます。
特にピーマンの肉詰めについては
ピーマン丸ごとの中に肉を詰めたり
バーベキューで丸ごと焼くというのもおすすめです。
種なしピーマンは料理の幅が広がりますね。
世界初日本で開発された種なしピーマンは
肉厚、ジューシー、苦みがなくておいしいです。
ぜひ試してみてください。
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