こんにちは。
2022年の流行語大賞のトップテンに選ばれた
【知らんけど】
ここ数年、Z世代の若者たちの間で頻繁に使われるようになった言葉ですが
口にしやすいものの言葉の意味や、発したときの影響について
深く考えていなかった方も多いと思います。
どんな知らんけどは使い方とすると効果的なのか
今回は知らんけどについてまとめました。
知らんけどは方言?流行のきっかけ
知らんけどはもともとは近畿地方の方言(関西弁)です。
それが広まって今や共通語のようになりました。
ちなみに知らんけどのほか
「わろた」、「それな」、「○○しか勝たん」、
「しんどw」、「~してもろて」、「ゆうて」など、
若者たちの間で流行る言葉たちは、関西弁から生まれることが多いようです。
会話が盛り上がったときに
自分はこういうことをしゃべりたいと思っていても、
よく知らなかったり、当事者ではないときに
言ってしまったあとに
「知らないんだけど」ということを付け足しの意味で話すというのが関西の使い方です。
もともと関西の人は会話の中でさほど知らなくても情報を出したいと考える人が多いようです。
一般人の間で頻繁に使われるようなって広まっていったので
いつから流行ったのかというものは明確に分かりませんが
SNSやテレビを通して、社会に関西弁として認知されはじめたのは
ここ10年くらいのことです。
2022年にジャニーズWESTがリリースした「知らんけど」も話題ですね。
知らんけど pic.twitter.com/mrQHyusZ2S
— (@may_tomohiro_o) December 14, 2022
知らんけどが不愉快になる理由
知らんけどという言葉は流行して口癖になっている方も多いですが
知らんけどを多用すると相手が不愉快になる場合もあります。
もともと知らんけどという言葉は
よく知らなかったり、当事者ではないときに言ってしまったあとで
「知らないんだけど」ということを付け足すという言葉
「責任を回避する」という意味になります。
責任を回避する人といったら
自分さえよければいいと正当化して他人に責任押し付けたり
言い訳が多い人
深くかかわるとやっかい
というイメージが強いです。
知らんけどと多用すると
この人の言うことは信用できないと人が離れてしまうということになりかねません。
特に仕事関係であったり、目上の人に対して発すると関係性が崩れてしまうので
使う相手と使う時のシチュエーションに注意しましょう。
知らんけどの効果的な使い方
今年の流行語で「知らんけど」が10位以内に入っていて、元々使われているのになんでだろうと思ってた。関西の友人と話す機会が今年は多くて「知らんけど」って言う友人の口癖をマネしていたら私の中でもいつの間にか流行していた事に気づいた。知らんけど。
— シュガー@IT女子広報 (@hurang_official) December 15, 2022
知らんけどという言葉は
人から聞いた情報であったり、確信がない情報を他の人に伝える場合に使います。
知らんけどを付け加えることで、自分の発言に保険をかけることができるのです。
情報を伝えるけど、確信は持てないので真に受けないでねという意味を
知らんけどという5文字におさめることができるのです。
あとは、私はこう思うけど、自信がありませんというときに知らんけどを使います。
頭文字Dに出てきそうな道、知らんけど pic.twitter.com/P1Zqb4gl9X
— ミミッティ (@mimitty__) December 14, 2022
これは否定的な意見をさけるという意味合いが含まれていますし、
文末に持ってくると文章が締まります。
あとは難しい話をした後に、知らんけどを付け足すと
力が抜けるというか場を和ますことができます。
なので、テンポよく会話がしたいであったり
場を和ませたい、より親睦を深めたいときには知らんけどはおすすめです。
しらんけどのおもしろTシャツもあるので
これを着用すると親近感がわきますよ。
知らんけどと知らんのかいの関係
ジェシー「コラボ久々ですよね知らんけど」
ストトラ「いや知らんのかい」
ジェシーのボケに対するツッコミ全員早くてしんどいみんな絶好調じゃん知らんけど— 京子 (@TaigaSix) December 14, 2022
知らんのかいという言葉も関西弁で
知らんけどのツッコミとして使用されます。
例えばこんな風に使ってきます。
「芸能人の○○ずっと好きだったんだけど、引退しちゃったんだよね(フリ)。」
「知らんけど(ボケ)」
「知らんのかい(ツッコミ)」
フリ→ボケ→ツッコミと一連の流れが漫才になっているので
仲のいい友達とふざけあうときに知らんのかいをセットで活用することをおすすめします。
知らんけどは場を和ましたり、自分の発言に保険をかけるという意味では
とても使いやすい言葉ですが
使う相手であったり、使い方によっては自分自身のイメージダウンにもつながってしまうので
時と場合に応じて楽しく使っていきましょう。
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